2025
2
Nov

幕末維新

(おまけ)「歴史探訪シリーズ第一節 幕末維新」

カプセルトイや食玩のフィギュアにはPVC素材(ポリ塩化ビニル)がよく使われます。PVCは加熱すると柔らかくなり冷やすと固まる樹脂なので、安価で細かい成形がしやすいのですが、その分変形しやすいのが難点です。

幕末維新の沖田総司の箱を開けると、未開封の袋の中の刀が既に曲がっているような気が…組立てるとやっぱり変形していて

沖田総司や高杉晋作がこんな風に弱々しい姿に…これでは激動の時代に生きていけません。

あんまりなので修復することにしました。
PVCは加熱すると柔らかくなるので、まずはお湯に浸けて柔らかくします。お湯に1〜2分も浸せば刀はフニャフニャになります。(ドライヤーでもできます)柔らかくなったら手で形を整え氷水で冷やすのが一般的だと思いますが、今回は板にマスキングテープで固定して冷凍庫に入れて急速冷凍するというやや過激な方法に出ました。大体戻りました。やっぱりこっちの方がいいですね。

「刀は何としても真っ直ぐにしたい!」という同じ悩みをお持ちの方(そんな方がいるのかわかりませんが)、参考にしてください。

新選組VS討幕派(池田屋事件)

幕末維新を経て時代は徳川将軍から明治天皇に変わります。先日たまたま明治天皇の陵墓である「桃山御陵」に行きました。長い階段を登った先に陵墓があるのですが、この階段が半端ない!(最上部に小さく人物が写っているのでスケール感がわかるかと思います)
この階段は幅7メートルの230段!そのうえ傾斜が無茶苦茶急です。登り始めると前方の視界が階段しか見えなくなるせいなのか(あるいは単に歳のせいなのか)、しばらく登ると何故かくらくらと目が回ってきます。映画「蒲田行進曲」の池田屋の階段落ちのシーンが頭をよぎりました。
ここの管理事務所に通勤するのはムリ…
Galleryへ